ざっくりとマインドフルネス瞑想について、他記事で詳しく説明してきました。
しかし、マインドフルネスと一言で言っても、流派がイロイロあります。
基本的な考え方はどの流派も同じですが、細かいところには差があります。
さらに、マインドフルネス瞑想は仏教の瞑想がもとになっています。
その仏教瞑想にも、イロイロ種類があります。
大きく分けると
- 日本の禅(曹洞宗や臨済宗)
- 東南アジアの上座部仏教の瞑想(タイ、ミャンマー、スリランカなど)
- 東南アジアの大乗仏教の瞑想(ベトナムなど)
- チベット仏教の瞑想
などです。
もともと瞑想に詳しい方は、私が教えるマインドフルネスがどの流派なのか、どんな仏教瞑想のバックボーンを持つのか、気になるかもしれません。
そこを簡単に紹介していきます。
私の教えているマインドフルネスは、チベット仏教を源流として、アメリカで広まっているマインドフルネスの一流派です。
企業研修にも取り入れられていて、有名な所では、Facebook、Nike、モルガンスタンレー、SONY USAなど、様々な企業で採用されています。
1960~70年代のアメリカでは、東洋文化ブームが起きていて、仏教瞑想への関心が高まっていました。
東南アジアの上座部仏教や、日本の禅のお坊さん達がアメリカに渡り、仏教瞑想を教えていました
仏教だけでなく、インドからはヨガ行者がアメリカに渡り、ヨガもどんどん広まっていきました。
その流れの中で、1970年に、チベット仏教の名のある高僧がアメリカに渡り、チベット仏教瞑想を教えるセンターを開きました。
そのセンターには、多くのアメリカ人が瞑想を学びにやってきました。
そして、同じ系列の瞑想センターが、アメリカ各地に100ヵ所以上できました。
それが、私の教えているマインドフルネスの流派のもとになっています。
そこから、禅の教えなども取り入れ、現代向けに少しアレンジされて、今のスタイルになっています。
マインドフルネスというと、新しい最近のモノかと思いますが、意外に歴史は長いのです。
私が教えているスタイルは、アメリカで50年、さらにチベットで1000年以上の歴史がバックボーンとしてあります。
私は、その流派で40年以上の指導歴がある著名な指導者から、数年間直接学び、マインドフルネス指導者として正式に認定されています。
もしマインドフルネスを学びたいなら、ちゃんとしたバックボーンのあるスタイルを学んだ指導者から、習うことをお勧めします。
批判的になってしまいますが、2日間の研修で指導者資格を取れたり、通信教育で指導者資格を取れる所もありますので、先生選びにはくれぐれも気をつけてください。
ポイントとしては、
・ある程度歴史あるスタイルを学んだ先生か
マインドフルネス瞑想のテクニックは、仏教や医療現場での、多くの実践の積み重ねからできています。
我流で作れるものではありません。
バックボーンのない我流スタイルの先生は、ちょっと危ないかもしれません。
・瞑想の危険性を理解しているか
瞑想はやり方を間違えると危険なこともあります。
その危険性と対処法がわかっていない先生は、マズいです。
この辺りに気をつけて、指導者を選ぶと良いでしょう!